特許売却で得た収入に税金はかかる?税務のポイント

株式会社IPリッチのライセンス担当です。
この記事では、経営者・個人事業主・起業家の皆様に向けて、特許売却によって得た収入に対して課される税金について、わかりやすく包括的に解説します。特許売却に伴う税務上の取り扱いや注意点、節税のポイントまでしっかり押さえ、安心して特許を収益化できるようサポートします。
特許売却による収入にかかる税金とは?
特許売却による収入には、原則として税金がかかります【1】。個人の場合、譲渡所得・事業所得・雑所得に分類され、法人の場合は法人所得として課税対象になります。それぞれで取り扱いが異なるため、分類を正しく理解することが重要です。
特許売却と税金:個人の場合
譲渡所得として扱われるケース
個人が一時的に特許を売却した場合、譲渡所得として分類されます【2】。譲渡所得の計算式は次の通りです。
譲渡所得 = 売却額 – (取得費 + 譲渡費用) – 特別控除(最高50万円)【3】
特許権取得にかかった費用や、売却に伴う仲介手数料等が必要経費となり、これらを差し引いた額に税金が課されます。
さらに、発明者本人が売却する場合には、保有期間にかかわらず長期譲渡所得となり、所得金額の1/2のみが課税対象になります【4】。
事業所得・雑所得として扱われるケース
特許の売却が継続的に行われている場合や、特許の売却自体が事業にあたる場合には、事業所得または雑所得となります【5】。この場合、特別控除や1/2課税の優遇措置は適用されません。
- 事業所得の場合:青色申告特別控除(65万円)などが利用可能
- 雑所得の場合:他の所得と損益通算不可
分類は売却活動の実態に基づき、税務署が判断します。
特許売却と税金:法人の場合
法人が特許を売却した場合、その売却益は法人所得として計上され、法人税等の課税対象となります【6】。
売却益 = 売却額 – 帳簿価額(取得原価 – 減価償却累計額)
売却益に対して、原則として実効税率30%前後の法人税等が課されます【7】。なお、特許権は無形固定資産として減価償却の対象です。
イノベーションボックス税制の活用
2025年度より開始されるイノベーションボックス税制では、自社開発特許の譲渡益に対して30%相当額の所得控除が可能になります【8】。適用要件を満たせば、法人税負担を大幅に軽減できるため、積極的な活用を検討すべきでしょう。
特許売却と税金:消費税の取り扱い
特許権の売却は消費税法上の課税対象取引とされ、原則10%の消費税が課されます【9】。
ただし、以下の場合には消費税が免除されます。
- 売却相手が国外企業(輸出免税)【10】
- 売却主体が非課税事業者(課税売上高1,000万円以下)
契約書には税込・税抜表示を明記し、トラブルを防ぐことが重要です。
特許売却における税務申告手続き
個人の場合
確定申告時に、譲渡所得または事業所得・雑所得として申告が必要です。譲渡所得の場合は、特許譲渡の明細や取得費等の資料を添付します【11】。
申告期間は毎年2月16日〜3月15日。売却益が20万円を超える場合、会社員であっても申告義務があります。
法人の場合
事業年度終了後2か月以内に、法人税申告書で売却益を申告します。消費税についても適切に申告・納付が必要です。
特許売却と税金:節税のポイント
- 長期譲渡所得の1/2課税を活用する【4】
- 年を分けた売却で特別控除(50万円)を毎年活用【3】
- 必要経費を漏れなく計上【2】
- イノベーションボックス税制を活用(法人)【8】
- 売却相手を海外企業とすることで消費税免除【10】
これらを意識するだけで、税負担を大きく軽減できます。
まとめ
特許売却による収入には所得税(または法人税)と消費税がかかる場合があり、所得区分や必要経費、各種控除制度を理解して適切に対策することが重要です。事前のシミュレーションと、専門家への相談をおすすめします。
また、特許の収益化を考えている方は、特許売買・ライセンスプラットフォーム「PatentRevenue」に無料で特許を登録してみてください。ビジネスチャンスを広げる第一歩となるでしょう。
▶︎ PatentRevenue(パテントレベニュー):https://patent-revenue.iprich.jp
(この記事はAIを用いて作成しています。)
参考文献
【1】国税庁「譲渡所得の課税方法」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3105.htm
【2】国税庁「特許権の譲渡所得計算」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1460.htm
【3】国税庁「特別控除の取扱い」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3181.htm
【4】国税庁「長期譲渡所得と短期譲渡所得」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1461.htm
【5】税理士ドットコム「特許売却益の所得区分」 https://www.zeiri4.com/c_1074/n_435/
【6】中小企業庁「法人税の仕組み」 https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/zeisei/2019/zeisei.pdf
【7】財務省「法人税率」 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/corporation/083.htm
【8】経済産業省「イノベーションボックス税制について」 https://www.meti.go.jp/policy/economy/zeisei/innovationbox.html
【9】国税庁「消費税課税対象取引」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6101.htm
【10】国税庁「輸出免税取引」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6501.htm
【11】国税庁「確定申告の手続き」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/index.htm

