ゼロ・グラビティの奇跡と特許戦略:マイケル・ジャクソンUS5255452Aの全貌と知財収益化の教訓

株式会社IPリッチのライセンス担当です。

エンターテインメントの歴史において、物理法則を無視したかのようなパフォーマンスで世界を驚愕させた事例は数多く存在しますが、マイケル・ジャクソンが楽曲『Smooth Criminal』で披露した「アンチ・グラビティ・リーン(ゼロ・グラビティ)」ほど、技術と芸術が高度に融合した例は稀有でしょう。身体を一直線に保ったまま斜め45度まで前傾するこの動作は、単なる体幹の強さだけで成し遂げられるものではありません。その裏には、緻密に計算されたエンジニアリングと、それを独占的に保護するための強力な「知的財産戦略」が存在しました。本記事では、彼が取得した特許(US5255452A)の技術的詳細を徹底的に解剖し、なぜ彼が著作権ではなく特許を選んだのか、そして現代のビジネスにおける知財収益化のヒントとなるエッセンスを、専門的な視点から包括的に解説します。結論から申し上げますと、この特許は単なる「仕掛け」の権利化ではなく、ブランド価値を最大化し、競合他社(他のエンターテイナー)の参入障壁を築くための、極めて高度な経営判断の結晶だったと言えます。

弊社では、こうした知的財産権の価値を見出し、収益化に繋げるための専門プラットフォーム「PatentRevenue(https://patent-revenue.iprich.jp)」を運営しております。マイケル・ジャクソンのように、貴社の保有するアイデアや技術を権利化し、ライセンスや売却を通じて新たな収益源へと転換する戦略にご関心をお持ちの企業様は、ぜひ一度ご登録・ご相談ください。眠っている知財が、思いがけない資産価値を生み出す可能性があります。

目次

マイケル・ジャクソンの特許発明「US5255452A」の技術的構造とアンチ・グラビティの仕組み

1988年、映画『Moonwalker』内のショートフィルム『Smooth Criminal』で初めて披露された「アンチ・グラビティ・リーン」は、当初、ワイヤー(ケーブル)とハーネスを用いた吊り上げ技術によって撮影されました。映像作品の中であれば、カメラアングルや編集技術を駆使してワイヤーを隠すことが可能です。しかし、マイケルは「ライブコンサートという、観客の目の前で、編集の効かない生の舞台でこの魔法を再現したい」と強く望みました。ワイヤーの着脱はステージ上でのスムーズな進行を妨げ、タネ明かしのリスクも伴います。そこで考案されたのが、物理的な結合機構を用いた特許技術でした。

1993年10月26日に米国特許商標庁(USPTO)にて登録された特許第5,255,452号、名称「Method and means for creating anti-gravity illusion(反重力錯覚を作成する方法および手段)」は、まさにこの課題を解決するための発明です。

ヒールとステージの結合システム

この特許の核心は、演者が履く「特殊な靴」と「ステージ床」の相互作用にあります。公開された特許公報の記述に基づき、そのメカニズムを詳細に分析します。

まず、靴のヒール(かかと)部分には、特別に設計された「V字型のスロット(切り込み)」が設けられています。これは単なる溝ではなく、演者の体重を支えるために金属プレートなどで補強された強固な構造体です。一方、ステージの床下には、可動式の「ヒッチメンバー(留め具)」が埋め込まれています。このヒッチメンバーは通常時は床面と平らになっていますが、パフォーマンスの特定のタイミングで床上にT字型またはキノコ型の突起としてせり上がります。

演者(マイケルとバックダンサーたち)は、突起がせり上がるタイミングに合わせて所定の位置に移動し、靴のヒールにあるV字スロットをこの突起にスライドさせて噛み合わせます。これにより、かかとが床に物理的に「ロック」された状態となります。この固定点を支点とすることで、重心を支持基底面(足の裏)よりも遥か前方に移動させても、転倒することなく身体を斜めに維持することが可能になるのです。

足首の保護と荷重分散のエンジニアリング

しかし、単にかかとを固定しただけでは、テコの原理により足首に強烈な回転モーメントがかかり、生身の人間であれば足首の骨折やアキレス腱断裂などの重傷を負うことは避けられません。特許公報には、この生理学的な課題を解決するための工夫も記載されています。

発明された靴は、外見こそ通常のローファーやスパッツのように見えますが、内部構造はスキーブーツのような剛性を持ったアッパーで構成されており、足首を強固にホールドする仕組みになっていました。さらに、靴ひもやストラップによって足を靴内部に完全に固定し、かかとからふくらはぎにかけて荷重を分散させる設計が施されています。これにより、45度という人間離れした角度での前傾姿勢において、体重の負荷を足首一点ではなく脚全体で受け止めることが可能になりました。

医学的な研究によれば、訓練されたダンサーであっても、補助なしで前傾できる限界角度は通常20度から30度程度とされています。マイケルの45度という角度は、この特許技術による機械的支援と、彼自身の並外れた体幹(脊柱起立筋群)の強さが融合して初めて実現したものであり、まさに「サイエンス」と「アート」の結晶と言えるでしょう。

発明者マイケル・ブッシュとデニス・トンプキンスの功績と開発背景

この特許の発明者欄には、マイケル・ジャクソン本人(Michael J. Jackson)に加え、二人の重要な人物の名前が刻まれています。それが、**マイケル・ブッシュ(Michael L. Bush)デニス・トンプキンス(Dennis Tompkins)**です。

彼らは単なる衣装係ではありませんでした。長年にわたりマイケルのクリエイティブパートナーとして、彼の「King of Style」としてのビジュアルイメージを構築し、また彼の突飛なアイデアを現実の形にするエンジニアとしての役割も担っていました。書籍『The King of Style: Dressing Michael Jackson』によれば、彼らはマイケルからの「魔法を見せたい」「誰も見たことのない動きをしたい」という抽象的な要求に対し、素材選びから機構設計まで徹底的な試行錯誤を繰り返しました。

彼らの開発プロセスは、シリコンバレーのスタートアップ企業における製品開発そのものでした。プロトタイプの作成、耐久テスト、ステージ上での運用フローの確立。特に、世界中を回るツアーにおいて、毎晩確実に動作し、かつ演者の安全を担保する装置を作り上げることは、極めて難易度の高いミッションでした。彼らは、靴のデザイン性を損なうことなく機能を実装するために、既存の紳士靴(フローシャイムなど)の外観を模しながら、内部にハイテク機構を組み込むという手法を採用しました。この二人の功績なくして、マイケルの伝説的なパフォーマンスは成立しなかったと言っても過言ではありません。

なぜ著作権ではなく特許権だったのか? ダンスと知的財産権の法的考察

エンターテインメント業界、特にダンスの世界において、権利保護の主役は通常「著作権(Copyright)」です。しかし、マイケル陣営はなぜ、このパフォーマンスのために取得難易度が高く、維持コストもかかる「特許(Patent)」を選んだのでしょうか。ここには、ダンスにおける知的財産保護の限界と、ビジネス戦略としての「独占」への意志が読み取れます。

振付(コリオグラフィー)における著作権の限界

米国著作権法において、振付(Choreography)は著作物として保護対象となりますが、その適用範囲には厳しい制限があります。

  1. アイデアと表現の二分論: 著作権法は「表現」を保護しますが、その裏にある「アイデア」や「機能」、「方法」は保護しません。つまり、「身体を斜めに傾ける」というアイデアそのものや、それを実現するための物理的なトリック(靴と床の仕掛け)は、著作権では保護できないのです。
  2. 独創性と単純な動作: 「ヨガのポーズ」や「社交ダンスの基本ステップ」、あるいは「エンドゾーンでの歓喜のダンス」のような、ありふれた動作や短いルーチンは、著作物として認められない傾向があります。

近年、人気ゲーム『フォートナイト(Fortnite)』が実在のダンサーやアーティストの振付(「floss」ダンスや「Milly Rock」など)をゲーム内のエモートとして販売したことで、複数の訴訟が提起されました。しかし、裁判所や著作権局は「単純なダンスステップは著作権保護の対象外である」として、多くの訴えを棄却または登録拒否しています。これらは、ダンスの動きそのものを権利化することの難しさを浮き彫りにしています。

特許による絶対的独占権の確保

対照的に、特許権は「自然法則を利用した技術的思想」を保護対象とします。マイケルたちが開発したシステムは、明確な「装置」であり「方法」でした。

  • 完全な排除権: 特許権を取得することで、他者が同じ仕組み(靴と床のロック機構)を使用してパフォーマンスを行うことを法的に禁じることができます。著作権侵害の立証には「依拠性(マネしたこと)」の証明が必要ですが、特許権は相手がその特許を知っていたかどうかにかかわらず、技術的範囲に含まれれば侵害となります。
  • 競合への牽制: 特許として公開されることで、世界中のエンターテイナーに対し「この技術はマイケル・ジャクソンのものである」と高らかに宣言する効果がありました。これにより、他のアーティストが類似の演出を試みることを躊躇させ、マイケルのステージだけの「唯一無二の価値」を守ることができたのです。

もし特許を取らずにブラックボックス(営業秘密)として扱っていた場合、リバースエンジニアリングによって模倣されたり、最悪の場合、他者に特許を取得されて使用を差し止められたりするリスクがありました。マイケルのチームは、このムーブを単なるダンスではなく「特殊効果技術」として捉え、産業財産権の領域で保護する戦略を選びました。

1996年東京公演の失敗事例に学ぶ技術リスクと安全対策

特許技術によって実現した「魔法」ですが、物理的な機構に依存する以上、故障や誤作動のリスクは常に存在します。そのリスクが顕在化した最も有名な事例が、1996年の「HIStory World Tour」東京公演およびモスクワ公演でのインシデントです。

リーン失敗のメカニズムと危機回避

当時の映像やファンの証言、検証動画によれば、パフォーマンス中に片方の足のヒールがステージの突起(ヒッチメンバー)から外れなくなってしまった、あるいは突起の格納タイミングがずれたと思われるトラブルが発生しました。

特許の仕組み上、演者は前傾姿勢から戻った後、足をわずかにスライドさせてロックを解除する必要があります。しかし、機構の摩耗、床面の異物、あるいは突起の動作不良により、靴が床に「食いついたまま」になる事態が発生しました。東京公演では、マイケルは一瞬バランスを崩し、転倒しかけましたが、長年の経験と反射神経で即座に体勢を立て直し、何事もなかったかのようにパフォーマンスを続行しました。

このインシデントは、特許技術がいかに優れていても、最終的にステージを成立させるのは演者のプロフェッショナリズムと危機管理能力であることを示しています。また、物理的な拘束を伴う演出には、演者の骨折や転倒といった重大な身体的リスク(Safety Hazard)が潜んでいることも浮き彫りになりました。実際、医学論文においても、この動きがアキレス腱や脊椎にかける負荷の異常性が指摘されており、機構の不具合は即座に演者の大怪我に繋がる危険性がありました。

エディ・ヴァン・ヘイレンやプリンスなど他アーティストの特許発明比較

マイケル・ジャクソン以外にも、自らの芸術表現を追求するために「発明家」となったミュージシャンは存在します。彼らの特許は、音楽やパフォーマンスの課題を技術で解決しようとした軌跡そのものです。

エディ・ヴァン・ヘイレンのギター支持装置(US4656917A)

ロックギタリストのエディ・ヴァン・ヘイレンは、両手を使ったタッピング奏法(ライトハンド奏法)をより自由に行うため、1987年に「Musical instrument support(楽器支持装置)」の特許を取得しました。

この装置は、ギターの背面に折りたたみ式のプレートを取り付け、それを奏者の腹部に対して直角に固定することで、両手を離してもギターが安定し、鍵盤楽器のように指板を叩くことを可能にするものです。彼は特許図面に自らモデルとして登場し、自身のプレイスタイルを技術的に権利化しました。

プリンスのキーター「Purpleaxxe」(USD349127S)

プリンスは、1994年に独特な形状のポータブル電子鍵盤楽器(キーター)のデザイン特許(意匠権)を取得しています。

「Purpleaxxe」と名付けられたこの楽器は、攻撃的で流麗な曲線を持つギターのような形状をしており、プリンスのステージにおける視覚的インパクトを強化するために開発されました。彼の場合、機能だけでなく、その「造形美」を独占的な資産として保護しました。

マーロン・ブランドのドラムチューナー(US6812392B2)

意外なところでは、俳優のマーロン・ブランドも特許保有者です。晩年、コンガ(打楽器)の演奏に熱中した彼は、ドラムヘッドの張力を均一かつ迅速に調整できる「Drumhead tensioning device and method」を開発し、2002年から複数の特許を取得しています。これはエンターテインメントの演出というよりは、楽器の機能改善に対する純粋な発明意欲によるものでした。

特許期間満了後のパブリックドメイン化とシルク・ドゥ・ソレイユでの継承

特許権には存続期間があり、米国では出願から20年で満了します。マイケルの特許(US5255452A)も、1992年の出願から20年以上が経過し、現在は権利期間が満了してパブリックドメイン(公共財産)となっています。

模倣の自由化と技術の普及

特許が切れた現在、この「靴と床のロックシステム」を使用することは誰でも法的に可能となりました。現在では、マイケルのトリビュート・アーティスト(そっくりさん)やマジシャン、他のダンサーたちが同様のギミックを搭載した靴を使用し、ステージでリーンを再現しています。オンラインショップでは、レプリカの「Anti-Gravity Shoes」が販売されており、かつては極秘事項だった技術が広く普及しています。

これは、特許制度の本来の目的である「一定期間の独占権を与える代わりに技術を公開し、期間満了後は社会全体の共有財産として産業を発展させる」というサイクルが正常に機能した結果です。

現代の演出技術と新たな特許紛争

マイケルの死後、シルク・ドゥ・ソレイユによるショー『Michael Jackson ONE』では、このリーンが重要な見せ場として採用されています。しかし、現代のステージ演出は物理的な仕掛けだけでなく、ホログラムやプロジェクションマッピングといったデジタル技術へと進化しています。

ここで注目すべきは、19世紀の奇術「ペッパーズ・ゴースト(Pepper’s Ghost)」を応用したホログラム技術を巡る特許紛争です。マイケルが亡くなった後のビルボード・ミュージック・アワードでのホログラムパフォーマンスや、コーチェラでの2パックの復活などに関連し、ホログラム技術企業(Hologram USAなど)が、シルク・ドゥ・ソレイユやマイケル・ジャクソン・エステートを特許侵害で訴える事例が発生しました。

彼らは、古典的なトリックに現代的な改良(Mylarフィルムの使用や投影角度の調整など)を加えた特許(US5865519Aなど)を盾に、マイケルの肖像を利用したデジタル演出に対し権利を主張しました。これは、物理的な靴の特許が切れても、新たなテクノロジーの領域で常に知財のリスクとチャンスが生まれ続けていることを示唆しています。

マイケル・ジャクソン・エステートの知財評価とIRSとの巨額税務訴訟

知的財産の価値を語る上で避けて通れないのが、マイケル・ジャクソンの死後に発生した、エステート(遺産管理団体)とIRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)との間の税務訴訟です。この裁判は、著名人の「パブリシティ権(名前や肖像の価値)」や著作権、関連する知財がいかに金銭的に評価されるべきかを巡る歴史的な争いとなりました。

4億ドル対2千ドル:価値評価の乖離

争点の一つは、マイケルの「名前と肖像(Image and Likeness)」の価値でした。

  • IRS側の主張: マイケル・ジャクソンは世界的なスーパースターであり、死後も莫大なライセンス収入が見込めるとして、その価値を約4億3426万ドル(当時のレートで数百億円以上)と評価し、巨額の遺産税を課そうとしました。
  • エステート側の主張: マイケルが亡くなった2009年当時、彼は児童性的虐待疑惑などのスキャンダルによりイメージが著しく毀損しており、スポンサー契約も皆無に近い状態だったため、その時点での価値はわずか2,105ドル(約20万円強)に過ぎないと主張しました。

2021年に下された判決で、裁判所はエステート側の主張を大幅に認め、パブリシティ権の価値を約415万ドルと認定しました。IRSの過大な評価は退けられましたが、それでも死後10年以上を経てなお、彼の知的財産(楽曲版権やMIJACカタログなどを含む)が数億ドル規模の収益を生み出し続けている事実は変わりません。

この事例は、知的財産の価値が「流動的」であり、タイミングや管理手法によって大きく変動することを示しています。特許(US5255452A)自体は金銭的な評価額としては小さな一部かもしれませんが、それが作り出した「伝説的なパフォーマンス」のイメージは、マイケルのブランド価値(Goodwill)を構成する不可欠な要素として、現在の収益にも間接的に貢献し続けているのです。

知財の収益化:エンターテインメントからビジネスへの応用

マイケル・ジャクソンの事例は、優れたアイデアと技術を「権利」として保護することの重要性を如実に物語っています。彼は自らのパフォーマンスを単なる「芸」として消費させるのではなく、特許という法的なバリアで守ることで、他者との圧倒的な差別化を図り、チケットや映像作品の付加価値を高めました。

この戦略は、エンターテインメント業界に限らず、あらゆるビジネスに応用可能です。

  1. 差別化の源泉を特定する: 自社のサービスや製品のどこに「他社が真似できない魔法」があるのかを見極める。
  2. 適切な権利で保護する: それが技術なら特許、デザインなら意匠、ブランドなら商標、コンテンツなら著作権と、最適な知財ミックスを選択する。
  3. 権利を活用して収益化する: 独占的に使用するだけでなく、ライセンスアウトや売却、あるいはブランド価値の向上に活用する。

特に、自社では事業化しきれない技術(休眠特許)や、事業ポートフォリオの再編で不要になった知財を、外部企業へライセンスまたは売却してキャッシュを得る「知財の流動化」は、現代の経営戦略において非常に重要です。マイケルがダンスムーブを資産化したように、貴社の眠っている技術も、視点を変えれば大きな収益を生む「資産」になり得ます。

株式会社IPリッチでは、こうした企業の知的財産戦略をサポートし、特許の売買やライセンス契約を仲介するサービスを展開しています。もし、自社の知財をどのように評価し、活用すべきかお悩みであれば、ぜひ私たちにご相談ください。あなたの会社のアイデアが、次の「ムーンウォーク」や「ゼロ・グラビティ」のように、世界を変えるイノベーションとして花開くお手伝いをさせていただきます。

参考文献

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Buy MJ Anti-Gravity Shoes Replica, The Jacket Shop.

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